Teruhiro Komaki's Diary (Archive)

タグ:FileMaker Cloud(3)

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Teruhiro Komaki komaki.dev
2024年 03月 19日 火曜日
17時00分

Claris IDの更新トークンを使ってFileMaker Cloud の Claris ID Tokenを更新する

ひとつまえの投稿でも伝えた通り、Claris IDのRefresh Tokenを使って、Claris ID Tokenを更新したいので、API周りを調べていました。

curlコマンドで更新する方法がわかったので、簡易的にHTMLで公開することにしました。

Generating a Claris ID Token with FileMaker Cloud | frudens Inc.

スクリーンショット
スクリーンショット
Claris ID Tokenを生成するミニアプリのサムネイル
Claris ID Tokenを生成するミニアプリのサムネイル
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Teruhiro Komaki komaki.dev
2024年 03月 19日 火曜日
09時00分

Claris ID Tokenの有効期限について

Refresh Tokenは、1年間有効。Claris ID Tokenは、1時間有効。

スクリーンショット
スクリーンショット

FileMaker CloudのClaris ID Tokenを更新する

Amazon Cognito User Pools の API Reference InitiateAuth に記載があります。

InitiateAuth - Amazon Cognito User Pools

以下のcurlコマンドを実行すると、Claris ID Tokenを更新することができます。

json='
{
  "ClientId": "4l9rvl4mv5es1eep1qe97cautn",
  "AuthFlow": "REFRESH_TOKEN_AUTH",
  "AuthParameters": {
    "REFRESH_TOKEN": "eyJjdHkiOiJK...",
    "DEVICE_KEY": null
  }
}'
curl 'https://cognito-idp.us-west-2.amazonaws.com/' \
  -H 'authority: cognito-idp.us-west-2.amazonaws.com' \
  -H 'content-type: application/x-amz-json-1.1' \
  -H 'x-amz-target: AWSCognitoIdentityProviderService.InitiateAuth' \
  --data-raw "${json}"

戻り値は、以下のJSONになります。

{
  "AuthenticationResult": {
    "AccessToken": "eyJraWQiOiJ6a...",
    "ExpiresIn": 3600,
    "IdToken": "eyJraWQiOiIya1...",
    "TokenType": "Bearer"
  },
  "ChallengeParameters": {}
}

FileMaker CloudのClaris ID Tokenをサインアウト(ログアウト)する

同じく、Amazon Cognito User Pools の API Reference GlobalSignOut に記載があります。

GlobalSignOut - Amazon Cognito User Pools

json='
{
  "AccessToken": "eyJraWQiOiJ6a1VrW..."
}'
curl 'https://cognito-idp.us-west-2.amazonaws.com/' \
  -H 'authority: cognito-idp.us-west-2.amazonaws.com' \
  -H 'content-type: application/x-amz-json-1.1' \
  -H 'x-amz-target: AWSCognitoIdentityProviderService.GlobalSignOut' \
  --data-raw "${json}"

戻り値は、以下のJSONになります。

{}

curlから実行できるということは…

FileMakerのURLから挿入で、実行できるということになります。

Claris ID Tokenを取得するための簡易的なアプリを作成しましたので、追って会社のブログでリリースしたいと思います。

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Teruhiro Komaki komaki.dev
2024年 03月 14日 木曜日
17時00分

お客様のFileMaker Cloud環境で、スケジュールを設定する際には注意

お客様が、#FileMaker Cloud環境で#FileMakerを利用している場合において、少しハマったことがあったので、メモしておきます。

#FileMaker Cloudは、オンプレミスの#FileMaker Serverと違って、Admin Consoleにログインする際にも、ファイルを開く際にも、Claris IDでログインする必要があります。

以下のような手順をすると、どうなるか想像してみてください。

#FileMaker CloudのAdmin Consoleで設定したスケジュールが失敗する手順

  1. お客様のClaris Customer Consoleに、開発者として、一時的にユーザーAを追加してもらう。
  2. ユーザーAとして、お客様のAdmin Consoleにログインし、スケジュール設定を追加する。
  3. スケジュールが正常に動いていることを確認する。
  4. お客様のClaris Customer Consoleから、ユーザーAを削除する。
  5. スケジュールは、作成者であるユーザーAとして、実行される。
  6. ユーザーAは、お客様のClaris Customer Consoleにはいないため、スケジュールが失敗する。

#FileMaker Cloudの場合、上記のようなことが起こります…

そのため、お客様のアカウントにて、スケジュールを作って頂くようにしましょう。